流れ星に願うこと
「まだかなまだかなぁ〜(わくわく)」
「寒っ(ぶるぶる)」
「雅治、無理して付き合わなくてもいいんだよ?」
「俺にひ弱のレッテル貼りたい?」
「え、だって実際そうだもん。常勝立海付属なのに自分の健康管理下手だし、異常なまでに寒がりだし」
「言うてくれるのぉ」
「だだだって本当のことだもん!」
「まぁ?年寄りみたいにバカ早く目が覚めたり、子ども体温なよりマシじゃ」
「(ガビーン)こ、子ども体温!」
「それに、体温低い奴って心があったかいって言うの知らん?」
「(ガガーン)わ、私って雅治より心冷たいん、だ」
「ま。そんなのはどっちでもいいんじゃが・・・」
「なに!」
「ここ。座りんしゃい」
「え?そこ雅治さんのお膝の上なんですけど」
「いいから来んしゃい。冷えは女の敵じゃ。次の生理でいつもより苦しみたいんかのぉ?」
「う゛・・・それは嫌です」
「風邪ひかれても困るし、俺も寒い・・・おお、冷たいのぉ」
「こっちのセリフです!って、雅治どこに手入れてんの!」
「や。いっそのことヤった方が暖めら「今日は流れ星観測会です!」
「・・・これで我慢するナリ(後ろからぎゅー)」
「うおー!押しつぶさない程度にお願い、しま・・・・・あー!」
「ほぉ・・・これはまた」
「すっごーい!星がいっぱい!わーわー!きれー!」
「流星群って奴か。願い事するんじゃろ?」
「あ。そうだった!えっと・・・」
(雅治とずっといられますように、雅治とずっといら・・・)
「ぎゃあ!冷たい!」
「あーあったかいのぉ。ほんには子ども体温じゃ」
「お願い事の邪魔しないでよー!」
(ま、星なんぞに願わなくったって俺が叶えてやるけどな)